「日本の宝から世界の宝に」 岸田首相、佐渡金山の世界遺産登録に祝意

AI要約

岸田文雄首相は新潟県の佐渡島の金山が世界文化遺産に登録されたことを喜び、地元関係者に感謝の意を表明した。

佐渡金山は伝統的手工業による金生産技術が高度化した稀有な文化遺産であり、世界的にも注目されている。

首相は今後も佐渡島の金山を守り、世界中の人々にその魅力を伝えるために地元関係者の取り組みを支援する意向を示した。

「日本の宝から世界の宝に」 岸田首相、佐渡金山の世界遺産登録に祝意

岸田文雄首相は27日、新潟県の「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されることが決定したことを受け、「世界遺産の候補地となって以来、14年もの間、多くの皆さんが待ち望んでいた喜ばしい知らせだと思います。新潟県、佐渡市をはじめ、これまで尽力してこられた多くの地元関係者の方々に心からのお祝いを申し上げます」と祝意のメッセージを発表した。

首相は佐渡金山について「世界の他の地域で機械化が進む16世紀末から19世紀半ばにかけて伝統的手工業による生産技術を極限まで高め、17世紀前半には世界の金の約1割を佐渡島で生産していたとも言われています」と指摘。その上で「機械工業に比類する大量かつ高品質な金生産を実現した『佐渡島の金山』は世界的にも比類ない稀有な文化遺産です」とたたえた。

さらに、「日本の宝から世界の宝となった『佐渡島の金山』をこれからもしっかりと守り、将来に引き継いでいけるよう、地元関係者の皆さんの取り組みを支援していきたいと思います」と強調。「是非多くの人にこの魅力あふれる文化遺産を訪れていただきたいと思います。国内はもちろん、世界中のさまざまな人々が現地を訪れ、『佐渡島の金山』の価値に触れられることを期待しています」とした。