蘭フィリップス、第2四半期決算は予想上回る 事業再編奏功

AI要約

オランダ医療機器大手フィリップスが第2四半期決算を発表し、アナリスト予想を上回った。

賠償請求関連の保険金収入が業績を押し上げ、調整後ベースのEBITAは予想を上回った。

今年の残りの期間の業績目標は据え置かれた。

蘭フィリップス、第2四半期決算は予想上回る 事業再編奏功

[29日 ロイター] - オランダ医療機器大手フィリップスが29日に発表した第2・四半期決算は、アナリスト予想を上回った。事業再編のほか、レスピロニクス製品を巡る賠償請求に関連する保険金収入が業績を押し上げた。

調整後ベースのEBITA(利払い・税引き・償却前利益)は、9.3%増の4億9500万ユーロ(約5億3740万ドル)となり、同社がまとめたアナリスト予想の4億3300万ユーロを上回った。

調整後のEBITAマージンは売上高の11.1%で、前年同期の10.1%から上昇した。アナリストは9.7%と予想していた。

リコールされたレスピロニクス製品に関連する賠償請求を巡り5億3800万ユーロの保険金収入があった。フィリップスは第1・四半期に、レスピロニクスの呼吸装置と人工呼吸器に関連して米国で提起された全ての人身傷害賠償請求で、11億ドルを支払い和解することに合意したと発表した。

今年の残りの期間の業績目標は据え置いた。