ダイオキシン風評今も 業界団体、誤解解消訴え

AI要約

塩化ビニール(塩ビ)に伴う有害物質ダイオキシンへの風評が未だに残る問題。

1990年代に社会問題となった塩ビは、ダイオキシン発生の主な原因と見なされた。

塩ビ工業・環境協会が誤解解消に努める一方、現在の焼却技術の向上によりダイオキシン発生は激減している。

 上下水道や建材、包装用ラップなどに幅広く使われる塩化ビニール(塩ビ)を巡り、有害物質ダイオキシンへの風評が今も消えない。

 1990年代に社会問題となり、塩ビが主な原因物質とされたためだ。業界団体の塩ビ工業・環境協会はパンフレットなどで誤解解消に努めている。

 ダイオキシンは廃棄物を低温で燃やすことなどで発生する。現在は焼却炉の性能向上などにより激減している。構成元素に塩素を含むため、かつては塩ビが「元凶」とされ、塩ビ協会にはダイオキシンに関する質問などが今も寄せられている。