ニュースワード「拡大抑止」

AI要約

拡大抑止は同盟国が攻撃を受けた場合にも反撃する意図を示すことで、第三国に思いとどまらせることを指す。通常戦力と核兵器を用いる手段があり、「核の傘」として日米安全保障体制でも重要な位置を占める。

米国が核の報復攻撃を選択するかは未だ疑問視されてきた。北朝鮮の核開発を踏まえ、日米両政府は信頼性向上を目指し2010年に協議体を設置し、米側は核戦略やミサイル発射手順を説明している。

 拡大抑止 同盟国が攻撃を受けた場合にも反撃する意図を示すことで、第三国に思いとどまらせること。通常戦力によるものと核兵器を用いるものがあり、後者は「核の傘」と呼ばれる。日米安全保障体制でも中核的な位置を占める。

 実際に米国が核の報復攻撃を選択するか、冷戦期から疑問視されてきた。北朝鮮の核開発を踏まえ、日米両政府は信頼性向上を目的に2010年に事務レベルの協議体を設置。米側は核戦略を説明したりミサイル発射手順を見せたりしている。