一部改良で新しくなったトヨタ「シエンタ」の変更点とグレード選びのポイントを解説

AI要約

トヨタのコンパクトミニバン/ワゴンとして安定した人気を誇る「シエンタ」が2024年5月20日に一部改良された。

改良内容は主に新たな装備の追加であり、従来はメーカーオプションだったものが標準装備化された。

シエンタは3種類の基本的なグレードがあり、駆動方式によって選択肢が異なる。

一部改良で新しくなったトヨタ「シエンタ」の変更点とグレード選びのポイントを解説

 トヨタのコンパクトミニバン/ワゴンとして安定した人気を誇り、販売台数ランキングではつねに上位にランクインし続ける「シエンタ」。現在は3代目モデルが販売中となっているが、2024年5月20日に一部改良がなされた。新たな装備なども追加された改良版シエンタを買うなら、どのグレードがオススメなのだろうか? 

【写真】一部改良で新しくなったトヨタの大人気ミニバン「シエンタ」の変更点や内外装をチェックする(14枚)

■シエンタの一部改良について

 シエンタのグレード選びの前に5月20日に実施された一部改良の中身をおさらいしておこう。今回の一部改良で新たに追加されたものは2つで、「デジタルキー」と「外部給電アタッチメント」がメーカーオプションとして設定されている。

 「外部給電アタッチメント」は、ハイブリッドモデルで外部へ給電をする際にドアと窓を閉じたまま電源コードを車外に出すことを可能とするもので、メーカーオプションの「アクセサリーコンセント」を選択した際にセットで用意されるようになっている。

 また、従来はメーカーオプションとなっていた「10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」(「Z」グレード)や「パノラミックビューモニター」(「Z」「G」グレード)、「スマートエントリー」(「X」グレードのガソリン車)が標準装備化されている。

 それら以外では、ボディカラーの「ホワイトパールクリスタルシャイン」が「プラチナホワイトパールマイカ」に置き換えられ、2トーンカラーの「ダークグレー×グレイッシュブルー」が廃止となり、「ダークグレー×アーバンカーキ」が新たに追加となったが、デザインなどに変更はなされていない。

■基本的なグレードは3種類

 基本的なグレードは3種類で、それぞれでパワートレインや乗車定員の選択が可能だが、駆動方式に縛りがあるので注意したい。

 新型シエンタのグレードは上から「Z」「G」「X」の3グレード。それぞれに1.5Lのガソリンエンジン仕様と、1.5L+モーターのハイブリッド仕様が用意され、3列シート仕様の7人乗りと2列シート仕様の5人乗りを選ぶことができる。

 ただし、駆動方式はガソリン車では2WD(前輪駆動)のみとなり、2WDのほか4WD(電気式4輪駆動方式)が選べるのはハイブリッド車のみとなる点は注意が必要だ。