「595コンペティツィオーネ」の車検を通したのに、200台限定のアバルト「695トリビュート131ラリー」に乗り換えた理由とは?

AI要約

アバルト「695トリビュート131ラリー」は、1980年代に世界ラリー選手権で活躍した名車フィアット「131 アバルト ラリー」をイメージして開発されたモデル。専用スタイリングやアッソ・インターナショナルのドライビングイベントに参加したオーナーのエピソード。

アッソ・インターナショナル主催の「ASSO Driving Pleasure Giorno Della Famiglia 2024」では、イタリア車愛好家が楽しい時間を過ごすためのイベントが開催され、富士スピードウェイを愛車で走ることもできる。

オーナーは595から695トリビュート131ラリーへの愛車変更エピソードを明かし、131ラリーの在庫を知り購入した経緯を語っている。

「595コンペティツィオーネ」の車検を通したのに、200台限定のアバルト「695トリビュート131ラリー」に乗り換えた理由とは?

アバルト「695トリビュート131ラリー」は、1980年代に世界ラリー選手権(WRC)で活躍した名車フィアット「131 アバルト ラリー」をイメージして開発されたモデルです。専用フェンダーアーチをはじめ、ABARTHの文字が大きく刻まれたウイングなど、ノーマルとは一線を画するスタイリングになっています。そんな695トリビュート131ラリーを所有する“カズ”さんにお話をお聞きしました。

身近なイタリア車であるフィアット、アバルト、アルファ ロメオ用のアフターマーケット向け高性能パーツの開発およびトータルマネージメントを手がける「アッソ・インターナショナル」が、2024年3月17日に富士スピードウェイで「ASSO Driving Pleasure Giorno Della Famiglia 2024」を開催した。

募集台数の上限をわざわざ100台に設定するほどの人気となっているこのイベントは、イタリア車ユーザーが家族や友人と「楽しかった」を共有できることを目指している。また、富士スピードウェイのレーシングコースを愛車で走ることができるパレードラン(ライセンス、ヘルメット、レーシングスーツ、シューズ、グローブなどは不要)をメインのコンテンツとして設けている。

200台限定で生産されたアバルト「695トリビュート131ラリー」に乗る“カズ”さん(59歳)も、このパレードランを楽しんだひとりだ。

「以前はアバルト 595の素のグレードに3年間乗っていました。車高調にし、エンジンの制御プログラムを変更するECUチューニングを行い、スポイラーなどを装着して楽しんでいました。その後、595コンペティツィオーネに乗り換えました。コンペティツィオーネにも車高調とスポイラーの装着とECUチューンという、自分の中での定番メニューとなっていたモディファイを施しました」

そのように話してくれた“カズ”さんによると、595コンペティツィオーネにも3年間乗っていたそうだが、1回目の車検に出してディーラーへ引き取りに行ったときに、スタッフから695トリビュート131ラリーの在庫車があることを告げられ、今から10カ月前に思わず買ってしまったのだという。

「コンペティツィオーネの車検を通したので継続して乗る気満々でしたが、131ラリーの在庫があると聞いて注文してしまいました」