クルマ好きなら1度は考える「車名」を「子どもの名前」に! どのクルマならイケるか真剣に考えてみた

AI要約

クルマ好きが愛車にちなんだ名前を子供に付けることの難しさについて

適切な名前選びが重要で、派手すぎると子供が恥ずかしい思いをする可能性も

一部の名前は将来子供が理解した際に絶望する可能性もあるため注意が必要

クルマ好きなら1度は考える「車名」を「子どもの名前」に! どのクルマならイケるか真剣に考えてみた

 クルマ好きたるもの、愛する我が子が爆誕したならば、「愛するクルマにちなんだ名前」を付けたい──と考える人もいるかもしれない。

 お子さまにどんな名前を付けようと、もちろんご勝手ではある。だが「クルマにちなんだ名前を付ける」という作業を適切に行うのは、じつはけっこう難しいものだ。

 たとえば日産シルビアを愛してやまない人であれば、生まれてきた女の子に「詩瑠美亜(シルビア)」と名付けたくなるのかもしれないが、まぁやめておいたほうがいいだろう。なぜならば、あまりにもキラキラであり、バレバレであり、なおかつ1980年代のツッパリカルチャー的でもあるため、成長した我が子から後に「なんでワタシにこんなダサい名前付けたの? お父さんのバカッ!」と恨まれ、口を利いてくれなくなってしまう可能性が大だからである。これは、男子に「礼久南無(レグナム)」等のネーミングを行った場合も同様であろう。

 そのほかでは、光岡自動車の車名にちなんで男子の名を「我流(ガリュウ)」としたり「流儀(リュウギ)」とすると、その字面と響きからは、少々カッコいい何かが感じられる。だが「名は体を表す」という意味で、超ガンコで自分勝手な、こだわりが強すぎてめんどくさいタイプの男に成長してしまうリスクがある。

 さらにいうと、女子に「さくら(元ネタはもちろん日産サクラ)」と名付けたり、男子を「有斗(アルト)」とするのは、字面的にも響き的にも、そして表向きの意味としても、悪くない。「さくら」といえばもちろん日本を代表する美しい花であり、「ある分野で、人々に尊敬されるような存在」という意味を持つ四字熟語「泰山北斗(たいざんほくと)」を想起させる「有斗」も、なかなか悪くない名前かもしれない。

 だが、その名前に込められた真の意味が「軽自動車の車名」であったことを知った14歳のさくらあるいは有斗は己の人生に絶望し、それを機に非行に走り、歌舞伎町のトー横あたりに入り浸ってしまうのではないか? わからないが、そんなリスクを感じさせるネーミングであるゆえ、取り扱いには注意が必要だ。