ユーグレナ、マレーシアのバイオ燃料プラント建設で最終投資決定

AI要約

ユーグレナはマレーシアでのバイオ燃料製造プラントの建設・運営プロジェクトに最終投資決定を行いました。プロジェクト規模は約13億ドルで、ペトロナスとエニとの共同事業となります。

合弁会社の設立は24年第4・四半期中を予定しており、商業プラントの稼働は28年下期までに開始される予定です。

ペトロナスとエニがそれぞれ47.5%の出資比率を持ち、ユーグレナは最大15%までの出資比率を持つ権利があります。商業プラントの製造能力は年間約65万トンとなる見通しです。

Shinichi Uchida

[東京 26日 ロイター] - ユーグレナは26日、マレーシアのバイオ燃料製造プラントの建設・運営プロジェクトについて最終投資決定を行ったと発表した。同国国営エネルギー会社ペトロナスとイタリアの石油・ガス会社エニとの共同事業で、約13億ドル規模の見込み。それぞれの子会社との株主間契約を8月中めどに締結する。24年第4・四半期中の合弁会社設立、28年下期までの商業プラント稼働開始を予定する。

当初の合弁会社への出資比率はペトロナスとエニが各47.5%となる。ユーグレナは5%だが、出資比率を最大15%まで引き上げる権利を持つという。

商業プラントの原料処理能力は年間約65万トン、バイオジェット燃料のSAFや次世代バイオディーゼル燃料のHVOなどのバイオ燃料の製造能力は最大で日産1万2500バレルとなる見通し。合弁会社の売上高は将来のバイオ燃料価格に連動するため、現時点では未定。