シャープ、エジプトに冷蔵庫の新工場 現地家電大手と合弁

AI要約

シャープはエジプトの家電大手エルアラビ社と新工場建設の合弁会社設立で合意した。工場は年間40万台の冷蔵庫を生産し、2026年3月から稼働予定。エジプトや周辺地域での家電市場拡大とシェア拡大を狙う。

合弁会社への出資額は3千万ドルで、出資比率はシャープが20%、エルアラビグループが80%。04年からエアコンの生産・販売で協業し、現在はエジプト市場で家電製品を生産・販売中。

シャープの冷蔵庫はエジプトでトップクラスのシェアを持ち、新工場稼働後にはシェア20%以上を目指す。生産や品質情報の見える化や自動化なども導入し、アフリカや中近東市場向けの拠点として活用する計画。

シャープは25日、エジプトの家電大手エルアラビ社と冷蔵庫の新工場建設に向けた合弁会社の設立で合意したと発表した。工場の生産能力は年間40万台で、2026年3月から稼働する。エジプトやアフリカ、中近東諸国での家電市場の拡大に対応し、シェアを伸ばす狙いがある。

合弁会社への出資額は3千万ドル(約45億7千万円)で、出資比率はシャープが20%、エルアラビグループが80%となる。シャープは、エルアラビと04年からエアコンの生産・販売などで協業を開始し、現在はエジプト市場で冷蔵庫やテレビ、洗濯機などを生産・販売している。

シャープの冷蔵庫はエジプトでトップクラスのシェアを誇っており、新工場稼働後にはシェア20%以上を目指す。

また、新工場には生産や品質情報の見える化や、ロボットによる一部自動化などの仕組みを導入。アフリカや中近東市場向けの生産・輸出ハブ拠点としても活用する。(桑島浩任)