〔欧州株式〕軒並み下落=英0.17%安、独0.92%安(24日)

AI要約

欧州株式市場は、テスラの決算失望やLVMHの売上鈍化により下落した。

ハイテク株や高級ブランド株が売られ、ロールス・ロイスやドイツ銀行などが急落した。

一方、エンデバー・マイニングやザルトリウスなど一部の企業が上昇した。

 【ロンドン時事】24日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比13.68ポイント(0.17%)安の8153.69で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.92%安、フランスCAC40種指数は1.12%安、ストックス欧州600種指数は0.61%安だった。

 前日発表された米電気自動車(EV)大手テスラのさえない決算などへの失望感から、ハイテク株を中心に売りが出た。仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の売上高の伸び鈍化も嫌気され、高級ブランド株も相場の重しとなった。

 FTSEの構成銘柄では、航空機エンジン大手ロールス・ロイスが3.50%安、投資信託スコティッシュ・モーゲージ・インベストメント・トラストが2.94%安、投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスが2.76%安と下げを主導。一方、産金大手エンデバー・マイニングは4.03%高、ビジネス情報会社インフォーマは3.68%高、格安航空大手イージージェットは3.04%高と買われた。

 DAXでは、ドイツ銀行が8.32%安と急落。商用車大手ダイムラー・トラックが3.21%安、セメント大手ハイデルベルクセメントが2.13%安で続いた。半面、医療機器のザルトリウスは3.31%高、香料大手シムライズは1.51%高、医薬大手メルクは1.47%高と逆行高を演じた。