〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.53%高、独1.29%高(22日)

AI要約

欧州株式市場は週明けに軒並み上昇し、英国のFTSE100やドイツのDAX、フランスのCAC40などが伸びた。

ハイテク株や金融株が相場をけん引し、安値拾いの買いが入った一方、アイルランドの航空会社ライアンエアの決算不振で航空株に売りが出た。

個別銘柄では、レントキル・イニシャルやバーバリーが上昇した一方、イージージェットやインターナショナル・エアラインズ・グループは下落した。

 【ロンドン時事】週明け22日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比43.06ポイント(0.53%)高の8198.78で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.29%高、フランスCAC40種指数は1.16%高、ストックス欧州600種指数は0.93%高だった。

 先週売り込まれた反動から、この日は安値拾いの買いが入った。ハイテク株や金融株が相場をけん引した。一方、アイルランドの格安航空会社ライアンエアのさえない決算を受け、航空株には売りが出た。

 FTSEの構成銘柄では、有害生物管理会社レントキル・イニシャルが7.77%高と急伸し、高級衣料のバーバリーが3.18%高、自動車保険のアドミラル・グループが2.46%高で続いた。一方、格安航空大手イージージェットは7.12%安と大きく売られたほか、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は3.41%安、産金大手エンデバー・マイニングも1.97%安となった。

 DAXでは、製薬大手バイエルが4.00%高、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが3.35%高、ドイツ銀行が3.06%高と上げを主導。半面、医療機器のザルトリウスは2.20%安、同業シーメンス・ヘルシニアーズは0.45%安、日用品大手ヘンケルは0.24%安で引けた。