仏サービスPMI、7月速報値は50.7に上昇 五輪効果で

AI要約

フランスのサービス部門購買担当者景気指数が上昇し、製造業は低下した。総合指数も予想を上回った。

パリ五輪がサービス部門を押し上げ、経済活性化に貢献した。一方、インフレと価格が課題となっている。

仏サービスPMI、7月速報値は50.7に上昇 五輪効果で

Sudip Kar-Gupta

[パリ 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた7月のフランスのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.7で、6月の49.6とロイター調査の予想49.8を上回った。五輪効果で押し上げられた。

一方製造業PMIは44.1で6月の45.4から低下した。予想の45.8も下回った。

サービス業と製造業を合わせた総合PMIは49.5で6月の48.8から上昇。ロイター調査の予想49.0も上回った。

ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は、パリ五輪(26日から8月11日まで)に関連してサービス部門が堅調だったと指摘。

「五輪は仏経済の活性化につながっており、サービス部門PMIは3カ月ぶりに上昇した」と述べた。

サービス部門に支えられて仏経済は下半期の回復が見込まれる一方、インフレ加速により依然として投入価格と生産価格の両方が課題との見方を示した。