免許を取るなら「MT」が安心? AT限定の方が取得費用は“1万5000円”安く運転も簡単そうですが、親が「念のためMTを取れ」と言うので悩んでいます…

AI要約

自動車の運転免許を取得する際には、MT免許とAT限定免許の選択肢があります。

MT車は操作が難しく、免許の取得費用が高い一方、AT車は運転が簡単で取得コストが抑えられます。

将来の車や運転スタイルに合わせて選択し、運転の楽しさや技術向上を考えて決めるのが良いでしょう。

免許を取るなら「MT」が安心? AT限定の方が取得費用は“1万5000円”安く運転も簡単そうですが、親が「念のためMTを取れ」と言うので悩んでいます…

自動車の運転免許を取るとき、「MT」と「AT限定」のどちらを選ぶかで迷う人もいるかもしれません。MT車は一般的にAT車より運転操作が難しく、免許の取得費用も高い傾向があります。

一方で、「将来的にさまざまな車を運転できるように」とMT免許を勧められることもあるでしょう。本記事ではMT免許とAT限定免許の取得費用や、それぞれのメリットについて解説します。

MT(マニュアルトランスミッション)は、クラッチペダルとシフトレバーを使って手動でギアを切り替える方式です。細やかな調整が必要であり、一定の運転技術が必要といえます。しかし運転好きな人にとっては楽しさを感じられるかもしれません。

AT(オートマチックトランスミッション)では車が自動的にギアを切り替えるため、運転者がギアチェンジをする必要がありません。操作が簡単であるため、初心者でも比較的運転しやすいといえます。

MT免許とAT限定免許では、AT限定免許の取得者の方が圧倒的に多い傾向にあります。警察庁交通局の「運転免許統計 令和5年版」によると2023年、第一種普通免許合格者のうち、約68%がAT限定免許を取得しています。

この背景として、AT車の普及と運転の簡単さが挙げられるでしょう。教習時間や費用の面でもAT限定免許の方がより手軽に免許を取得できます。

取得費用は、自動車教習所や受講コースによって異なりますが、AT限定免許の取得費用はMT免許よりも1万5000円程度安くなります。またAT限定免許は教習時間も短く済むため、早めに免許を取得したい人に選ばれやすいでしょう。

MT免許を取得するかどうか悩む場合、次のポイントを考慮して決めると良いでしょう。

■将来乗りたい車は何か

スポーツカーや、バスやトラックなどの大型車、また古い型式でMTを取り入れている車が多くあります。趣味や仕事の関係で、将来MT車を運転する可能性がある場合は、MT免許を取得しておく方が良いかもしれません。

■運転そのものを楽しみたいか

MT車は自分でギアチェンジをする手間がありますが、車の運転そのものを楽しみたい人にとって魅力的なものでしょう。ギアチェンジの際の手ごたえやエンジン音を感じながら運転することで、車との一体感を味わうことができます。将来MT車を運転する可能性が低くても、教習中にMT車を運転することで運転技術も磨かれるでしょう。