米地銀NYCB、住宅ローン関連債権のJPモルガンへの売却完了
米地銀ニューヨーク・コミュニティー・バンコープが約59億ドルの住宅ローン提供機関向け融資債権をJPモルガン・チェースに売却完了し、再建策を実施している。
売却収入は現金と有価証券に再投資され、今後さらに2億ドルの売却が予定されており、流動性と資本が強化される見通し。
今回の取引でNYCBのCET1自己資本利益率は約70ベーシスポイント上昇する見通し。
[22日 ロイター] - 米地銀ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)は22日、JPモルガン・チェースへの約59億ドルの住宅ローン提供機関向け融資債権の売却を完了したと発表した。
NYCBは2年内の黒字転換を目指し再建策を実施しており、今回の売却収入を現金と有価証券に再投資し、流動性と資本を増強する。
顧客の承認が得られれば、さらに2億ドルの売却が完了する見込みだとした。
NYCBは5月に住宅ローン提供機関向け融資債権約50億ドルをJPモルガン・チェースに売却することで合意したと発表していた。
今回の取引により、NYCBのCET1自己資本利益率は約70ベーシスポイント上昇する見通し。