「鷹」という名の急速充電器、テラチャージ・インドが8月発売 デザインにもこだわり

AI要約

テラチャージ・インドが新たに30kW急速充電器「TAKA」を発売。インド市場でのEV普及に貢献。

日本の技術を使用し、持続可能なEVエコシステムの構築に注力。

インド中央政府のEV普及目標に合わせ、高品質な充電器を提供し、インド市場での展開を加速。

「鷹」という名の急速充電器、テラチャージ・インドが8月発売 デザインにもこだわり

EV充電インフラ事業「Terra Charge」を展開するTerra Chargeの子会社、テラチャージ・インドは、8月1日にインド市場向け30kW急速充電器「TAKA(鷹)」を発売する。

TAKAは、インド市場で増加するEV四輪高速充電器のニーズに対応するために開発された。日本の製造業出身のR&Dチームにより、調達から製造まで100%インドで行われ、「Make in India(メイクインインディア)」のコンセプトに基づいて商品化された。

インド中央政府は2030年までに新車販売のうち四輪車30%、商用車70%、二輪車80%をEVとする目標を掲げている。これに伴い、特に都市部での商用四輪の小型タクシーのEV化が加速している。インドにおけるEV販売は2022年比で91%増加しており、急速充電のニーズが高まっている。

しかし、既存の急速充電器にはアプリケーションの不具合やアフターケアの不足などの問題があった。テラチャージ・インドはこれらの課題を解決するために、品質の高い30kW高速充電器のTAKAを自社開発し、商品化した。これにより、販売価格を抑えつつ、インド国内の持続可能なEVエコシステムの構築に貢献する。

TAKAは、力強く安定感のあるデザインを持ち、日本の技術を使用している。最大出力電力定格は30kWで、保護等級レベルはIP54、通信機能はOCPP1.6J / GSM-4G / WiFiに対応している。販売価格は日本円で79万8000円からだ。

テラチャージ・インドは、今年中に北インドを中心に100機の設置を目標としている。製品の開発からアフターケアまで実施し、ユーザーが継続的に安定して使用できる環境を提供する。

テラチャージ・インドは、新製品のTAKAの導入を通じて、インドのEV充電インフラの課題を解決し、インド国内のEV普及を加速させることを目指している。今後もインド市場の特性を踏まえた製品開発とサービス提供を継続し、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献していくとしている。