余暇、「国内旅行」2年連続首位 昨年、コロナ禍前には届かず レジャー白書

AI要約

日本生産性本部は22日、最新のレジャー白書の速報版を公表した。

2023年の余暇活動調査では、「国内観光旅行」が2年連続で首位となり、参加率は前年より上昇したが、前々年の水準には届かず、高齢者や物価高の影響も考慮されている。

調査では「外食」が上昇し2位、「動画鑑賞」は下降し3位となっている。

 日本生産性本部は22日、最新のレジャー白書の速報版を公表した。

 2023年に参加した余暇活動に関する調査では、「国内観光旅行」の参加率が22年に続き2年連続で首位となった。

 国内観光旅行の参加率は48.7%で、新型コロナウイルス禍の影響が大きかった22年(42.8%)よりも上昇した。しかし、コロナ禍前の19年(54.3%)には届かず、日本生産性本部は「高齢者にコロナへの不安が残っている他、物価高の影響で支出しづらい状況になっているのではないか」とみている。

 2位は「外食」で、前年の4位から上昇し、参加率も39.2%と前年から3.4ポイント上がった。3位は「動画鑑賞」で、前年の2位から順位を下げ、参加率も37.0%と1.4ポイント低下した。

 調査は今年2月にインターネットを通じて実施し、全国の3303人から回答を得た。