チームの原点と言える場所! もてぎ7時間耐久ロードレース通称「もて耐」に参戦 レーシングライダー大久保光のレースレポート

AI要約

レーシングライダーの大久保光が、EWC世界耐久選手権第3戦前の練習兼ねて参加したもて耐のレポート。

チームエトワールは新規チームであり、耐久レースの経験を積むために参戦を決定。

もて耐は特別な大会であり、チーム内のスタッフもライダーとして参戦する面白い企画となった。

チームの原点と言える場所! もてぎ7時間耐久ロードレース通称「もて耐」に参戦 レーシングライダー大久保光のレースレポート

 皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。いよいよ夏の祭典、EWC世界耐久選手権第3戦日本ラウンド、鈴鹿8耐が始まりますが、その前に耐久レースの練習、チームとのコミュニュケーションを兼ねてチームエトワールで6月末にモビリティリゾートもてぎで行われました、「もて耐」に参戦しましたので、レポートしたいと思います。

 元々EWC世界耐久選手権は全4戦しかなく、新規チームでもあるチームエトワールにとって少しでも耐久レースの経験を積みたいと考え、世界耐久選手権以外にも耐久レースに参加しようという目的で、参戦が決定。

 もて耐は、チームの代表である市川監督がレースの面白さに気付くきっかけとなったレースという事もあり、チームにとって特別な大会です。

 今回は2台のマシンを走らせ、私を含めたEWCのレギュラーライダーはもちろんのこと、普段スタッフとしてレースを一緒に戦ってくださっているスタッフさんもライダーとして走るという企画で、とても面白い体制での参戦となりました。

 そんな、もて耐にはとても多くのクラスが用意されている事に加え、特別ルールなどもあり、上位を狙うには作戦がとても重要になります。

 例えばレース中、クラスによって最低ピットインタイムが定められていたり、レース中の給油は5リットルまで。そして1人のライダーの1回のスティントは最大1時間までと決められているなど、速いだけのライダーやチームが勝てるというものではなく、チームワークがいかに大事か、そしてそこが勝負の鍵となるレースとなっています。

 そんな中、私たちは2台共にホンダ「CBR250RR」を使い、NTS-CBRクラスに参戦しました。

 私自身モビリティリゾートもてぎを250ccのマシンで走るのは久々でしたが、普段マシンにあまり乗っていないチームメイトに走行時間を使って慣れてもらい、空いた時間に少し乗るという形でレースに臨む作戦。

 スタートは公式テストに参加できなかったペナルティーとして、両チームとも最後尾スタートとなりました。