電話番号案内「104」終了は26年 タウンページも「役割終えた」

AI要約

NTT東西は、130年以上の歴史を持つ電話番号案内サービス「104番」や紙の電話帳「タウンページ」を2026年3月末で終了することを発表した。

番号案内サービスは1989年に「104」としてスタートし、全国の電話番号を提供してきたが、固定電話の利用減やインターネットの普及により利用回数が激減している。

これにより、古くから親しまれてきた電話番号案内サービスや紙の電話帳が時代の変化により役割を終えることとなる。

電話番号案内「104」終了は26年 タウンページも「役割終えた」

 NTT東日本とNTT西日本は19日、個人や企業の電話番号を案内するサービス「104番」を2026年3月末で終了すると発表した。店舗や企業の番号を掲載する業種別の紙の電話帳「タウンページ」の発行も同時期に終える。NTT東西は「時代の変化やテクノロジーの進化とともに、ほぼ役割を終えた」としている。

 番号案内、紙の電話帳ともにサービスの開始は1890年で、終了により130年以上の歴史に幕を下ろす。

 番号案内は1989年、局番なしの「104」に電話をかけ、知りたい連絡先の氏名や企業名、住所を伝えると全国の電話番号を教えてもらえる現在のサービスとなった。90年からは有料化され、現在の料金は固定電話からかけると、時間帯や月の利用回数によって1件66~165円。ピーク時の89年度には約12億8千万回利用されていたが、固定電話の利用減やインターネットの普及を背景に、2023年度には約1600万回まで激減していた。