紙のタウンページと104番、2026年3月末で終了。後継として「iタウンページ」が今秋リニューアル

AI要約

NTT東日本とNTT西日本が紙の電話帳および番号案内サービスの終了を発表

サービス終了の理由は、スマートフォン普及による利用者減と環境負荷低減の観点から

NTTタウンページは「iタウンページ」をリニューアルし、タウンページの後継として提供していく

紙のタウンページと104番、2026年3月末で終了。後継として「iタウンページ」が今秋リニューアル

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は7月19日、タウンページなどの紙の電話帳の提供と、番号案内(104番)の提供を2026年3月末をもって終了することを発表した。これを受け、NTTタウンページ株式会社は、提供する「iタウンページ」を電話帳の後継サービスとして、今年の秋にリニューアルする。

■ インターネット普及による利用者減

 これは、近年のスマートフォン普及など、電話番号検索方法が多様化したことにより、タウンページへの広告掲載数の減少や環境負荷低減の観点から、また、番号案内の利用数の大幅な減少を踏まえたもの。

 提供を終了するサービスは以下の通り。タウンページについては、最終となる2025年1月~2026年3月号は職種を絞った、紙媒体のタウンページ冊子版と、インターネット上で全職種を閲覧可能なウェブ版として提供する予定。

電話帳

・タウンページ(職業別電話帳)

・タウンページ情報販売サービス

・各地域で発行する電話帳

・電話番号照会記録サービス

・CD-ROM電話帳

番号案内

・番号案内(104番)

・NTTファクス104

 なお、目の不自由な人向けに発行する「点字電話帳」と、障がいのある人を対象に無料で電話番号を案内する「ふれあい案内」は、今後も提供を続けていく。

■ タウンページの後継「iタウンページ」をリニューアル

 NTTタウンページは、電話番号検索機能を中心としたサービス「iタウンページ」を、タウンページの後継サービスとして、「総合ライフポータル」へリニューアルするとしている。

 具体的には、これまで電話帳を使ってきた利用者やインターネットに不慣れな人に簡単に使えるように操作性を改善し、掲載情報の充実などにも取り組んでいくという。