「ピンチから大逆転」ロシア軍のミサイル車両を“返り討ち”に ウクライナが衝撃映像を公開

AI要約

ウクライナ国防省は、アメリカ製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」でロシア軍の地対空ミサイル「トール」を撃破した映像を公開。

偵察ドローンが攻撃をかわし、反撃の成功を確認。情報共有が可能性も。

「ハイマース」は様々な目標に対して効果的に使用され、防空システムにも威力を発揮。

「ピンチから大逆転」ロシア軍のミサイル車両を“返り討ち”に ウクライナが衝撃映像を公開

 ウクライナ国防省は2024年7月12日、ウクライナ軍のドローンを撃墜しようとしたロシア軍の地対空ミサイル「トール」を、アメリカ製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」で撃破したとする映像を公開しました。

 映像では、飛行するウクライナ軍のドローンに対して、ロシア軍の「トール」が地対空ミサイルを発射。ミサイルがドローンをかすめていく様子が確認できます。その後、「トール」には「ハイマース」のミサイルが着弾し、撃破される様子も収められています。ドローンは危機的な状況をギリギリで回避し、反撃の成功を確認した形です。

 この映像はウクライナ国防省の公式メディアである「アーミーインフォーム」で先に公開されており、ミサイルで狙われたドローンは偵察ドローンとみられます。この偵察ドローンが得た情報が「ハイマース」に共有され、「トール」の撃破につながった可能性もあります。

 ウクライナ軍は「ハイマース」で、主にロシア軍の弾薬集積所や兵站拠点などを攻撃し、戦況に影響を及ぼすほど絶大な効果を上げました。それだけでなく、自走砲や自爆ドローン発射装置、指揮所、訓練場など、様々な目標に対して使用しています。防空システムのような高価値目標に対する攻撃にも、「ハイマース」が威力を発揮していることが伺えます。