結婚式の参列が重なりご祝儀貧乏に…あまり親しくない知人のご祝儀は「2万円」でも問題ないですか?

AI要約

結婚式のご祝儀相場や包む金額についての疑問を解消する記事。

友人へのご祝儀相場は3万円であり、経済的に厳しい場合でも相場より安い金額でも問題はない。

偶数の金額やお祝いの奇数の重要性についても言及されており、包む金額の工夫方法も紹介されている。

結婚式の参列が重なりご祝儀貧乏に…あまり親しくない知人のご祝儀は「2万円」でも問題ないですか?

結婚式に招待された際にはご祝儀を用意する必要があります。中には、ご祝儀を包む金額に悩み、相場がいくらぐらいなのか気になる人もいるでしょう。

もし、結婚式の参列が重なったなどの理由で金銭的に余裕がない場合、ご祝儀が相場より安くなってしまっても問題ないのか、悩まれることもあるかもしれません。

本記事では、友人への結婚式のご祝儀相場をはじめ、ご祝儀が相場より安くなる理由として挙げられるものや、ご祝儀が偶数になった場合の問題点についてもご紹介します。

一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会が実施した調査によると、新郎新婦と友人関係にある場合のご祝儀は「3万円」と答えた人の割合が最も多く、全体の83.4%を占めています。そのほかの回答としては「5万円以上」が6.7%、「2万円」が3.3%でした。

年代別ではどの年代でも最多回答額はやはり「3万円」で変わりないため、友人へのご祝儀の相場は「3万円」とみてよいでしょう。

そもそも結婚式のご祝儀の内訳には、披露宴での飲食代と引き出物代として2万円と、そのほかにお祝い代が含まれているといわれています。友人の場合はお祝い代として1万円を含む3万円が、相場として定着したと考えてよいでしょう。

学生の場合や社会人になりたての場合、また、今回の事例のように結婚式が重なった場合など経済的な負担が大きいときは、相場より安い金額のご祝儀を用意しても問題はないと考えられます。

大切なのは「お祝いしたい」という気持ちなので、状況的に厳しければ相場の3万円より少し安い2万円程度でもよいでしょう。

また、相手との親密度によって相場より安いご祝儀を用意する人もいるようです。それほど親しくない間柄だと、相手にとってもあまり負担のない金額を包むのもよいかもしれません。

一般的にお祝い事は奇数が吉といわれており、偶数は2で割り切れるため「別れ」をイメージさせるということで、避けるべきとされてきました。しかし、最近では考え方も変わってきていて「2」は「ペア」「夫婦」を連想させる数字なのでむしろ縁起がよいともいわれるようになっているようです。

どうしても気になるようなら、2万円のうち1万円を5000円2枚にすることで、お札の枚数を奇数にする方法もあるでしょう。ただし、新郎新婦にこちらの意図が伝わらず「1万円が足りなかったのだろうか?」と誤解されてしまう可能性もあるため、あまり気にせず1万円札を2枚包んだ方がよいかもしれません。

また「3万円包むのは厳しいけれど、2万5000円なら……」というときは、2万円をご祝儀として包んで、残りの5000円でお祝いの品を贈った方がよいでしょう。2万5000円をご祝儀として包むと、「3万円を用意することが難しかったので5000円削った」というイメージを相手に与えてしまう可能性があります。