ホンダ・アコードはFセグ・セダンのベストバイ。デザインさえ気に入れば文句なし
アコードは最新技術を搭載した国内ホンダのフラッグシップで、乗り心地や燃費など実力を試すために5日間計500kmドライブした。
新型アコードのスタイリングは魅力的でインテリアの質感も高く、堂々たるサイズで「Fセグ」に位置する。
アコードのライバルとして、クラウンクロスオーバーやレクサスES、メルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズ、アウディA7スポーツバックなどが存在する。
再び日本市場に投入されたアコードは、いまや国内ホンダのフラッグシップにあたるモデルだ。最新技術てんこ盛りのアコードを5日間計500kmドライブしてその実力を堪能した。
11代目となるホンダ・アコードが再び国内で販売されたのが2024年3月。豪雨のなかで開催された報道向け試乗会で少し触れた時から気になっていた。「あれっ、もしかして新型アコード、すごくいいクルマじゃない?」
クローズドコースは路面が滑らかで実際の乗り心地はわからなかったし、もちろんロングドライブした際の燃費もわからない。ただ、そのスタイリングは写真で見るよりずっと魅力的で、インテリアの質感も高いことは確認できていた。
なかなか公道で試す機会がなかったが、ようやく借り出して数日間過ごすことができた。
結論から先に言うと、新型アコード、すごくいいクルマです。
ボディサイズは
アコードe:HEV
全長×全幅×全高:4975mm×1860mm×1450mm
ホイールベース:2830mm
だから、日本の路上で見ると堂々たるサイズだ。サイズ的には「Fセグ」に当たる。
ほぼ同じカテゴリーのライバルは、
クラウンクロスオーバー
全長×全幅×全高:4930mm×1840mm×1540mm
ホイールベース:2850mm
レクサスES
全長×全幅×全高:4975mm×1865mm×1445mm
ホイールベース:2870mm
メルセデス・ベンツEクラス
全長×全幅×全高:4960mm×1880mm×1465mm
ホイールベース:2960mm
BMW5シリーズ
全長×全幅×全高:5060mm×1900mm×1515mm
ホイールベース:2995mm
アウディA7スポーツバック
全長×全幅×全高:4970mm×1910mm×1415mm
ホイールベース:2925mm
といったところだ。スタイリングは好みによるが、筆者は伸びやかでクリーンさに魅力を感じた。日本ではお尻が下がったデザインは成功例があまりないとだが、果たして今度のアコードはどうだろう。アウディA7とちょっと似ている……かもしれないが。