独アディダス、通期業績予想を上方修正 第2四半期は売上高好調
アディダスは第2四半期の業績が予想を上回り、通期業績見通しを上方修正。2024年の営業利益予想を10億ユーロに引き上げ。
ビョルン・グルデンCEOの下で再建を進めているアディダス、第2四半期の売上高は58億2000万ユーロでアナリスト予想を上回った。
アディダス、プーマ、ナイキはオリンピックによる需要増を期待し、今後に注目。
[フランクフルト 16日 ロイター] - 独スポーツウエア大手アディダスは、第2・四半期の業績が予想を上回ったことを受け、通期の業績見通しを上方修正した。
2024年の営業利益は約10億ユーロ(11億ドル)になると予想。従来予想は約7億ユーロだった。
アディダスは2023年に就任したビョルン・グルデン最高経営責任者(CEO)の下で再建を進めている。
この日発表した第2・四半期決算は、売上高が前年比9%増の58億2000万ユーロだった。LSEGがまとめたアナリストの平均予想55億8000万ユーロを上回った。
売上総利益率は50.8%で、前年の50.9%、アナリスト予想の51.4%を下回った。
アディダスや競合のプーマ、ナイキは、今月末にフランスのパリで開幕するオリンピックによってランニングシューズなどの需要が高まることを期待している。