落札予想は驚異の28億円超え!? オークションに登場した65年前のフェラーリのオープンカーってどんなクルマ?

AI要約

フェラーリのクラシックカーの中でも特に人気の高いモデル、250GTカリフォルニアスパイダーについて紹介。

ロングホイールベースモデルとショートホイールベースモデルの2種類が存在し、3リッターV型12気筒エンジンを搭載。

ピニン・ファリーナによるボディデザインやオリジナルのブラックボディカラーの希少価値も紹介。

落札予想は驚異の28億円超え!? オークションに登場した65年前のフェラーリのオープンカーってどんなクルマ?

 フェラーリの数あるクラシックカーの中で、とくに人気の高いモデルに「フェラーリ250GT カリフォルニア スパイダー」があります。

 250GTカリフォルニア スパイダーは、250GTをオープンにしたモデルで、1958年からアメリカ市場を中心に展開されました。

 

 タイプは2種類あり、1958年から1960年まで販売されていたロングホイールベースモデル(LWB)と1960年から1962年まで販売されていたショートホイールベースモデル(SWB)が存在します。

 パワートレインは当時のフェラーリのなかでも最高峰の3リッターV型12気筒エンジンを搭載しています。

 最高出力は240ps、最高速度は252km/hと、半世紀以上前のモデルとは思えないほどのスペックは、さすがのフェラーリといえるでしょう。

 しかも、オールアルミで製造された個体もあり、現在のコンパクトハッチバックよりも軽い車重は1100kgしかなく、レースシーンでも大いに活躍しました。

 事実、オープンボディであるものの数多くのレースに参戦し、250GT カリフォルニア スパイダーは、アメリカの国内レースでも幾多の好成績を残しています。

 さらにボディデザインはイタリア最大のカロッツェリアである「ピニン・ファリーナ」によるもので、折りたたみのキャンバストップの組み合わせは多くのコレクターを虜にしています。

 このようなフェラーリ屈指の美しさを誇るオープンボディとロードゴーイングの血統を受け継いだ250GT カリフォルニア スパイダーがオークション最大手のサザビーズに出品され話題を集めています。

 今回出品された個体は初期ロットのショートホイールベースモデルで、年式は1960年、ボディカラーはオリジナルのブラックとなっています。

 クラシックフェラーリはロッソ(赤)が多いなか、オリジナルのブラックは希少価値が高いといえるでしょう。