アルファードの買取価格高すぎ!! クルマ好きにあえて人気車種を激推したいワケ

AI要約

ニッチユーザーがメジャーブランドに移行するための3ステップを紹介。

自動運転系EVが普及し、メジャーブランドが市場を独占する未来を考慮。

最終解脱に至らない場合はニッチ車と共に生きることも選択肢として示唆。

アルファードの買取価格高すぎ!! クルマ好きにあえて人気車種を激推したいワケ

 あまり台数が走っているでもない、個性的な少数派を好むニッチユーザーは少なくないだろう。しかしこれからは「電動化」の時代、ますます厳しい時代に突入するかも知れない。そこで今回はニッチユーザーが思わず乗りたくなる3ステップを見ていこう。

※本稿は2024年6月のものです

文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部

初出:『ベストカー』2024年7月10日号

 もちろん断言はできないが、自動運転系EVが主流となる未来においては、構造変化に伴う淘汰を勝ち抜いた少数のメジャーブランドが、市場をほぼ独占してしまう可能性も高い。

 そうなると、スバルなどのニッチなブランドを好むというか、メジャーブランドのことがどうしても好きになれないユーザーは、心と身体にダメージを受けながら、未来のクルマに嫌々乗る――という地獄絵図が見えてくる。

 そうならないためにも今からメジャーブランドに心と身体を慣らしていき、最終的にはニッチなこだわりからの解脱を果たしておく必要がある。

 ニッチブランドのディーラーのアットホームな(?)接客も悪いものではないが、たまにはT社のショールームなどへも行き、そのレベルの高さのようなものを体感しよう。また同時に輸入車のディーラーへも行き、この世には「おしゃれ」という概念があることも学んでおきたい。

 「なんだかんだでカネはメジャーなところに集まる」ということを体の芯から理解するため、自分が今乗っているニッチ車と「アル/ヴェル」の買取価格を調べ、比べてみよう。「メジャーなクルマ」への嫉妬と同時に、欲望の炎も燃え盛ってくればしめたものである。

 お次は「超メジャー車種」に試乗してみる。すると「しょせん×××なんて!」と馬鹿にしていた昨今のメジャー車種は、実は侮れない乗り味であることも多いことに気づき、解脱の扉は近づいてくる。

 多くの場合、ここまでの手順を踏めばおおむねの解脱に至るはずだが、なかにはまったくもって解脱に至らない人も出てくるだろう。もしもそうなったならば最終解脱はあきらめ、ニッチ車と心中するつもりで最後まで生きていこうではないか。それもまた人生であり、悪い話ではない。