外車も良いけど国産車もアリ!! 今こそ日本車のワケ

AI要約

プレミアム系輸入車と国産車の乗り比べで、国産車の魅力を再認識する方法を解説。

国産車に抵抗を感じる人も、試乗や購入を通じて価値を見出すことができる。

国産車の乗り味や部品代に気づいたら、輸入車への過剰なこだわりは消える。

外車も良いけど国産車もアリ!! 今こそ日本車のワケ

 プレミアム系輸入車には抗いがたい魅力があるのも事実。しかし最近の国産車と乗り比べてみれば、こだわりが消えていくのを感じるはずだ。そこで国産メーカーで今こそ乗って欲しい理想の一台を見つけるべく、その方法を伝授しよう。

※本稿は2024年6月のものです

文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部

初出:『ベストカー』2024年7月10日号

 MTであることなどについてのこだわりはないが、「プレミアムな輸入車以外は嫌!国産車なんか買う気になれねえ!」というタイプのこだわりが強い人もいる。

 そういった方は未来においても「輸入物の自動運転系EVに乗る」という選択肢もあるが、過剰なこだわりからは解脱しておいたほうが、人生は何かとラクになる。そんな場合の最終解脱に向けたロードマップを考えてみよう。

 多くの輸入車と国産車を乗り比べたうえで「輸入車のほうが断然上!」と確信しているケースもあるだろう。だが多くの場合は単なる食わず嫌いだったりもする。

 まずはおおむね同クラスの国産車に試乗してみよう。すると「最近の国産車は侮りがたい」ということと、「日本の速度域ならこっちのほうがいいのかも?」ということが、軽く頭をよぎることになる。

 「国産車、侮りがたいかも?」ということが頭をよぎったなら、お次は(まだ抵抗はあるかもしれないが)、ある程度じっくり時間をかけたうえで「欧州車っぽい乗り味の国産車」を、物は試しで購入してみよう。

 国産車には主に内装デザインの面で抵抗を覚えるかもしれないが、マツダ車であれば、そのあたりはほとんど問題ない(むしろ欧州車の内装よりおしゃれかも?)。そして上とギャラリーに挙げた3車なら、少なくとも日本の速度域においては「輸入車の乗り味に大きく劣る」なんてことは絶対にない。

 物は試しで購入した国産車も、しばらく乗っていれば部品交換の必要性が生じてくる。その時に、元輸入車オーナーは驚愕することになる。「国産車の部品代……安っ!」と。この実感を得られたなら、解脱はもうすぐそこである。

 早い人なら2台連続で国産車を選ぶことに成功した時点で、輸入車への過剰なこだわりはほぼ消滅する。あとは社会の流れのなかで自然に解脱へ至るだろう。