米ゴールドマンが初のアジアPEファンド20億ドル、日本重視=関係筋

AI要約

米ゴールドマン・サックスがアジア太平洋地域への未公開株投資に特化したPEファンドを20億ドル調達する計画を発表

新ファンドは主に日本を中心に投資し、他にもインド、韓国、オーストラリアなどを注目している

アジアに特化したPEファンドの調達額が下がっている中、ゴールドマンの新ファンドの展開に注目が集まっている

米ゴールドマンが初のアジアPEファンド20億ドル、日本重視=関係筋

Kane Wu

[香港 15日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスはアジア太平洋地域への未公開株投資に特化したプライベートエクイティ―(PE)ファンドを初めて立ち上げ、20億ドルを調達する計画だ。ゴールドマンの資金調達計画を知る関係者2人が明らかにした。

投資銀行部門のゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが政府系ファンド(SWF)や年金基金、個人投資家などを対象に新ファンドの売り込みを進めており、第1段階の募集を第4・四半期に締め切る予定だという。

関係者の1人によると、新たなファンドは主に日本での投資のチャンスに焦点を合わせ、資金の半分程度を割り当てる見通し。このほかインド、韓国、オーストラリアも重視するという。

ゴールドマンの広報担当者はコメントに応じなかった。

調査会社プレキンのデータによると、アジアに特化したPEファンドの今年上半期の調達額は前年比4%増の527億ドル。過去10年間の上半期平均の1317億ドルを大幅に下回った。