FBI、トランプ氏銃撃の容疑者は単独犯の可能性-現在は脅威ない

AI要約

週末の選挙集会でトランプ前米大統領を銃撃した容疑者は単独犯であり、公共の安全に脅威はないとFBI当局者が述べた。

容疑者は20歳のトーマス・マシュー・クルックスであり、使用したライフル銃は父親が合法的に購入したものとみられる。

FBIは容疑者の電話を入手したが、内部情報へのアクセスはまだできておらず、動機解明が最優先事項として捜査を進めている。

(ブルームバーグ): 週末の選挙集会でトランプ前米大統領を銃撃した容疑者は単独犯のもようで、公共の安全に対する脅威は現在ないと、米連邦捜査局(FBI)当局者が述べた。

FBIのレイ長官は14日午後に記者団に対し、捜査に全力を挙げていると述べた。当局者らは、捜査に引き続き鋭意取り組むと発言。ウィスコンシン州ミルウォーキーで今週開催される共和党全国大会について、大会に関連した潜在的脅威を回避することに集中すると話した。

捜査を指揮するFBIピッツバーグ事務所のケビン・ロジェク氏は、容疑者と特定したトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20)が「AR-556」というライフル銃を犯行に使ったようだと説明。銃は同容疑者の父親が合法的に購入したものとみられると述べた。クルックス容疑者がその銃をどのようにして自らが使用できる状態に置いたかは、まだ明らかではないとした。

ロジェク氏はまた、FBIが容疑者の電話を入手したが、内部に蓄えられた情報へのアクセスはまだできていないと説明。犯行の動機解明のため、このアクセスが最優先事項だと話した。

FBI幹部のロバート・ウェルズ氏によると、FBIは暗殺未遂としてだけでなく、国内でのテロ事件の可能性も含めて今回の件を捜査している。

原題:FBI Says Trump Rally Shooter Appears to Have Acted Alone(抜粋)

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