高卒から働き始めた友人は30代で「1000万円」貯めたそうです。大卒と高卒の平均年収ってどのくらいですか?

AI要約

30代の貯蓄額の平均や、高校卒業と大学卒業の平均年収について説明している。

30代の貯蓄額のデータを元に、1000万円を貯金することが可能であることを伝えている。

高校卒業後から働き始めることで4年間のアドバンテージがあることを説明しており、貯金の方法について考察している。

高卒から働き始めた友人は30代で「1000万円」貯めたそうです。大卒と高卒の平均年収ってどのくらいですか?

将来に備えて貯金をしている方は多いですが、金額が必ずしも学歴に比例するわけではありません。中には高校卒業から働き始めている同い年で30代の友人が1000万円貯めたと聞いて驚くこともあるでしょう。

そこで今回は、30代の平均貯蓄額や高校卒業と大学卒業の平均年収などについて調べてみました。高校卒業のほうが多く貯金している場合がある理由についても考えてみましたので、参考にしてみてください。

大学を卒業後に働き始めて、将来に備えてコツコツと貯金をしている方は多いでしょう。しかし、高校卒業から働き始めている同い年で30代の友人が1000万円貯めたと聞くと、自分と比べて驚くかもしれません。そもそも30代で1000万円を貯めている人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」によると、30代のうち単身世帯調査の貯蓄額は平均594万円、中央値は100万円です。貯蓄額別の割合は以下の通りです。

・貯蓄なし:34.0%

・100万円未満:14.5%

・100万円~200万円未満:6.2%

・200万円~300万円未満:7.4%

・300万円~400万円未満:6.2%

・400万円~500万円未満:4.0%

・500万円~1000万円未満:9.0%

・1000万円~1500万円未満:7.4%

・1500万円以上:9.0%

・無回答:2.5%

同調査から、貯蓄なし、またはあっても100万円未満の人が半数近くいることが分かります。一方で貯蓄額が1000万円以上の人は16.4%います。貯蓄がある人だけのデータをまとめたところ、平均貯蓄額は912万円、中央値は300万円です。

以上から、30代で1000万円を貯金することは不可能ではないといえます。

大学卒業をしてから働き始めた自分と比較して、高校卒業から働き始めた友人のほうが多く貯金していることに驚くかもしれません。しかし高校卒業後すぐに働き始めると、4年間のアドバンテージがあることを理解しておかなければなりません。

例えば、高校卒業後から毎月2万円の貯金をした場合、4年間で合計96万円貯めることができるでしょう。毎月3万円であれば、4年間の貯蓄額は144万円です。

高校卒業後に比較的年収の高い会社へ勤め、4年間で昇進・昇給を達成することは可能です。何らかの目標を立てて、1年目から貯金をしていたのかもしれません。

正社員であればボーナスをもらえる場合もあり、大きな出費がなければそのまま貯金にも回せるでしょう。