メルセデスの新型電動トラック『eアクトロス600』、EVラリーで5日間、2250kmを走破

AI要約

メルセデスベンツは新型EVトラック『eアクトロス600』のプロトタイプがイギリスで開催されたEVラリーに参加し、5日間で2250kmを走破した。

eアクトロス600は40トンの総重量で標準的なロードトレーラーを牽引し、最長366マイルの走行も可能であることが示された。

充電ポイントネットワークを使用し、eアクトロス600はエネルギー回収による回生機能で航続を伸ばすことができ、急速充電器で1時間で60%まで充電できる。

メルセデスの新型電動トラック『eアクトロス600』、EVラリーで5日間、2250kmを走破

メルセデスベンツは7月9日、現在開発を進めている新型EVトラック『eアクトロス600』のプロトタイプが、英国で開催された「EVラリー2024」に参加し、5日間で2250kmを走破した、と発表した。

このeアクトロス600は、40トンの総重量で標準的なロードトレーラーを牽引し、今年のEVラリーイベントの挑戦を乗り越えた。EVラリー2024は、50台の様々なサイズとタイプの電動車両がウェスト・ミッドランズのオールバリーを出発し、アルファベットの各文字に対応する26か所を巡るツアーを行った。

イベントには全ての電動車両が参加可能。トラックは2台のみで、そのうちの1台がeアクトロス600だった。初日は5つの中間チェックポイントを経由し、カライルに到着するまで258マイルを走行。2日目は285マイルを走り、シェフィールド近郊のダイムラー・トラックUKのウェントワース・パーク複合施設に到着した。

3日目は366マイルの最長走行距離をカバーし、ケンブリッジに到達。4日目は315マイルを走り、エクセターに到着。最後の265マイルはウェールズを通過し、チェスターでゴールを迎えた。旅の途中で多くのメルセデスベンツのトラックディーラーを訪問した。

EVラリーは、現在の充電ポイントネットワークを使用して、複数日の長距離移動が充分に可能であることを示すイベント。eアクトロス600は、エネルギー回収による回生機能でさらに航続を伸ばすことができ、追加充電なしでも各日のコースを完走できた可能性があるという。350kWの急速充電器では、約1時間で60%まで充電できたという。

メルセデスベンツ eアクトロス600は、製造が12月に開始される予定だ。