欧州でも市販化決定! 2ドアクーペのハイブリッド ホンダ新型「プレリュード」がグッドウッドフェスティバルで欧州初公開
ホンダのイギリス法人は2024年7月8日、ハイブリッド車の登場から25周年を記念し、「グッドウッド フェスティバル of スピード」で「プレリュード・コンセプト」をヨーロッパ初公開する。
プレリュード・コンセプトは、ホンダのハイブリッドシステムを採用した流麗なスタイリングのファストバッククーペで、2020年代半ばに市販する計画。
ホンダは電動化戦略としてハイブリッド車の重要性を示し、2040年までに全車種をBEVかFCEVにする計画を持っている。
ホンダのイギリス法人は2024年7月8日、ハイブリッド車の登場から25周年を記念して、同年7月11日から14日にイギリスで開催されるモータースポーツ イベント「グッドウッド フェスティバル of スピード」で、「プレリュード・コンセプト」をヨーロッパ初公開すると発表しました。
プレリュード・コンセプトは、2023年の「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開されました。
その実車を見た人も多いかもしれません。
詳細は発表されていませんが、流麗なスタイリングのファストバッククーペで、パワートレーンにはホンダ独自のハイブリッドシステム、e:HEVを採用する予定です。
ホンダは1999年に「インサイト」でヨーロッパに量産のハイブリッド車を導入しました。以来ホンダは、将来に向けて、最もスムーズで、最も便利で、費用対効果の高いハイブリッド車を開発してきました。
「シビック」、「CR-Z」、「ジャズ(日本名フィット)」、「NSX」など、さまざまなシステムのハイブリッド車をヨーロッパにも導入し余した。現在ヨーロッパにおけるホンダ車は、すべてe:HEVをラインナップしています。
そんなホンダがヨーロッパへのハイブリッド車導入25周年を記念して、グッドウッド フェスティバル of スピードでプレリュード・コンセプトをヨーロッパ初公開します。
オリジナルのプレリュードは、45年前の1979年にヨーロッパでデビューしました。以来、2001年まで5世代のプレリュードが、ホンダの最先端技術を採用した高性能なスペシャルティカーとして人気を集めました。
プレリュード・コンセプトは、その名のとおりコンセプトモデルですが、ホンダでは2020年代の半ばには市販する計画です。プレリュードという名のクルマが、久しぶりに戻ってくるのです。
プレリュード(PRELUDE)とは、英語で「前奏曲」や「先駆け」を意味します。ホンダはそのスポーツマインドを具現化したモデルを登場させるとアナウンスしていますが、その先駆け的存在が、このプレリュード・コンセプトなのです。
プレリュード・コンセプトは、爽快なドライビングプレジャーと優れた効率を完璧にバランスさせたモデルを目指しています。スタイリッシュでダイナミックなパッケージは、ホンダの電動化への前奏曲となるでしょう。
ホンダのチーフエンジニア兼ラージプロジェクトリーダー(LPL)の山上智之氏は、以下のように語っています。
「プレリュード・コンセプトは、進化し続けるハイブリッド車の最新章というだけでなく、25年間のハイブリッド研究開発の産物です。
このクルマが、電動運転の効率と環境上の利点と運転の爽快な体験を完全に融合させることで、運転の喜びを高めてユーザーを日常生活から解放します」
さらに、このプレリュード・コンセプトはホンダの電動化戦略の一環として、ハイブリッド パワートレーンを継続させるという重要性を示しています。
つまり、2040年までにホンダは新車販売の100%をBEV(バッテリー電気自動車)かFCEV(水素燃料電池自動車)にするための、重要なステップがハイブリッド車なのです。