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来年春卒業の大学生の内定率88% 人手不足で企業の採用意欲高まる
2025年卒業見込みの大学生の就職内定率が88%に達し、売り手市場が確立されていることが分かった。
進路確定率も高い水準で、政府の取り決めよりも早い時期から内定が決まる傾向にある。
企業の採用意欲が高まる中、構造的な人手不足が背景にあるとされている。
来年春に卒業する大学生の就職内定率が88%に達し、現在の選考スケジュールになってから最も高い水準であることが分かりました。
リクルートの調査によりますと、今月1日時点での2025年卒業見込みの大学生の就職内定率は前の年の同じ時期を4.8ポイント上回る88.0%となりました。
これは現在の選考スケジュールになった2017年以降で最も高い水準で、売り手市場が鮮明になっています。
また、進路確定率は前の年の同じ時期より5.3ポイント高い75.0%でした。
政府の取り決めでは、採用選考の開始日は卒業年度の6月1日ですが、実際には早期化が進んでいて、6月1日時点での内定率は82.4%となっています。
リクルートは構造的な人手不足を背景に企業の採用意欲が高まっているとしています。