「日本経済が動き始めた」 株価の最高値更新で 経団連会長

AI要約

経団連の十倉雅和会長は、日経平均株価とTOPIXが史上最高値を更新したことについて喜びを示し、日本経済の動きを評価した。

しかし、過度な円安による輸出企業の業績かさ上げが株高の背景にあると指摘し、慎重な姿勢も示した。

 経団連の十倉雅和会長は11日、大阪市内で記者会見を開いた。

 日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)が史上最高値を更新したことについて、「日本経済が動き始めたことが評価された。デフレからの完全脱却を確実にして、本当に喜べるところまで持っていきたい」と語った。

 ただ十倉氏は、過度な円安による輸出企業の業績のかさ上げが株高の背景にあると指摘し、「もろ手を挙げては喜べない」との見解も示した。