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NEC、社員2万人「顔パス」…デジタル社員証で本社出入りや食堂決済も
NECは10日、国内の社員2万人に、顔認証を使ったデジタル社員証を導入すると発表した。本社への出入りに加え、食堂や売店での決済に使える。
導入されるデジタル社員証はカード式と異なり、紛失するリスクがなく、発行する手間も省ける。勤務管理システムと連携し、タイムカードの役割も持たせられる。
社外サービスとの連携も可能で、障害者手帳の代わりに使えるスマホアプリ「ミライロID」も予定されている。NECは今後、他社へのサービス提供も視野に入れて展開を進める予定。
NECは10日、国内の社員2万人に、顔認証を使ったデジタル社員証を導入すると発表した。本社への出入りに加え、食堂や売店での決済に使える。カード式と異なり、紛失するリスクがなく、発行する手間も省けるメリットがあり、働く環境の改善につなげたい考えだ。
本社への出入りは、勤務管理システムと連携し、タイムカードの役割を持たせる。顔認証は、オフィスの複合機、ロッカーの利用にも使える。
社外サービスとの連携も可能で、第1弾として、障害者手帳の代わりに使えるスマホアプリ「ミライロID」を予定。食堂で、障害者向けの割引料金が受けられるようにする。
4月から一部機能の導入を始めていた。今夏にもカード式が不要となる環境が整うが、当面は、希望者はカード式も利用できる。
NECは、自社を「ゼロ番目」の顧客として最先端の技術を実践する「クライアントゼロ」を掲げている。今後は本社以外にも展開し、将来的には、新たなサービスとして他社へ販売することも検討する。