シャープ、三重工場で半導体後工程生産ライン構築へ 26年中の稼働目指す

AI要約

シャープは、三重県内の液晶パネル工場を活用し、半導体後工程の生産ラインを構築することを発表した。

具体的には、シャープ三重事業所の工場を利用し、2026年中に稼働を目指す計画だ。

シャープは他社との協業や工場施設の活用など、事業展開の幅を広げている。

シャープ、三重工場で半導体後工程生産ライン構築へ 26年中の稼働目指す

 シャープは9日、三重県内の稼働を停止していた液晶パネル工場の施設を活用し、半導体の後工程の生産ラインを構築すると発表した。アオイ電子と共同で実施し、2026年中の稼働を目指す。

 生産ライン構築を予定しているのは、シャープ三重事業所(三重県多気町)の第1工場(延べ床面積約6万平方メートル)。24年中に半導体先端パネルパッケージの生産ライン構築に着工する計画だ。

 シャープでは、中小型液晶パネル工場の生産能力の最適化に加えて、未利用や低利用となっている工場施設の活用や他社との協業による事業展開を進めていた。