中部の自動車部品業界 〝金型保管〟見直しの動き トヨタ子会社、公取勧告が契機に

AI要約

トヨタ自動車子会社の金型無償保管に関する公正取引委員会の勧告を受けて、中部の自動車部品業界は金型保管の商慣習への対応に苦慮している。

勧告により、発注者と受注者の間で保管費用の話し合いが活発化している。ある自動車部品メーカーの幹部は前向きな意見を示している。

金型保管に関する問題解決に向け、業界内での協議や新たな取り組みが必要とされている状況が続いている。

 トヨタ自動車子会社のトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD、本社神奈川県)の金型無償保管に関する公正取引委員会の勧告を受けて、中部の自動車部品業界は、金型保管の長年の商慣習への対応に苦慮している。ただ、ある自動車部品メーカーの幹部は勧告について「発注者と受注者の間で、(保管費用のあり方について)話し合いの機運が出てきた」と前向きにとらえる声も。