日本株を投資対象として選好、インフレ連動債も魅力的=BII

AI要約

世界最大の資産運用会社であるブラックロックが日本株を投資対象として選好し、インフレ連動債を戦略的に魅力的と見ている。

日本株は緩やかなインフレの回復や株主フレンドリーな企業改革、日本銀行の慎重な金融政策に支えられていると述べられている。

一方、長期的な金利高止まりや財政赤字を考慮すると、インフレ連動債が望ましいという見解が示されている。

日本株を投資対象として選好、インフレ連動債も魅力的=BII

[ロンドン 9日 ロイター] - 世界最大の資産運用会社ブラックロック傘下のブラックロック・インベストメント・インスティテュート(BII)は9日、日本株を投資対象として選好すると発表した。一方、長期にわたり高金利が続くとの見通しを背景にインフレ連動債が戦略的に魅力的とした。

日本株は「緩やかなインフレの回復、株主フレンドリーな企業改革、そして金融政策を引き締めではなく慎重に正常化している日本銀行を支援材料にわれわれが最も確信している株式だ」と指摘。

一方、戦略的な展望では、長期にわたる金利高止まりと巨額の財政赤字を考慮すれば、インフレ連動債が望ましいとした。

また他の国では、メキシコとインドが「長期的にはサプライチェーン(供給網)の再構築から恩恵を受ける」とした。