日経平均株価史上最高値更新となった1週間【今週の日経平均を考える】

AI要約

先週は、日本市場では円安が進み、新記念紙幣の発行や海外投資家の買い越しで株価が上昇。

チャート分析では、移動平均線やトレンドライン、一目均衡表、ボリンジャーバンド、スローストキャスト、MACDなどが上昇トレンドを支持。

次回の新月や週明けの市場動向に注目。トレンド継続中ながらも、トレンド終了の合図も見逃さずに利益を確保。

日経平均株価史上最高値更新となった1週間【今週の日経平均を考える】

先週は、日本国内では新紙幣が発行される中、相変わらずの円安が進み、投資家の買い意欲へと向かった1週間でした。

日経平均株価は史上最高値を付け、TOPIXも同じく史上最高値更新となりました。

欧州での選挙の影響が不安視されていましたが、海外投資家は日本株を買い越しとなっていて、大きく上昇しました。

週末発表された米雇用統計は、6月は予想通りで、4月5月は下方修正となり、失業率が4.1%まで悪化したため、利下げ期待が一段と高まりそうで週明けの株価に影響がありそうです。

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

日足の移動平均線

5日線は、急角度での上向き継続となっています。

25日線は、上向きに推移し、75日線とゴールデンクロスして週末入りしています。

75日線は、上向きへと変化し、上昇トレンドとなっています。

並び順は、5日25日75日の並び順で安定上昇となっています。

3本の移動平均線が上向きに推移し、5日線と25日線が乖離しているので、強気の上昇となっています。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万6146円処を推移しています。

トレンドライン

3月22日高値4万1087円を7月5日に越え、4万1100円を付けました。

BOXと想定すると、この高値2点で天井となりますが、このラインを越えてくると青天井の上昇トレンド入りとなります。

BOX下限としては4月19日終値付近となります。

その上には、意識されていた3万9000円処もあり、調整局面ではまたこの価格帯が意識されるところでしょう。

一目均衡表

基準線と転換線、そして日々線の位置関係も上昇の強さを示し、遅行線のも青天井で、現在は三役好転下の強気相場となっています。

気になる部分としては5日に天底一致かとも思われ、天井示唆との見方もできます。

週明けどうなるでしょうか。

次回の雲のねじれは7月22日ですので、そこまでトレンド継続となるのか注目していきましょう。

ボリンジャーバンド

収縮してから大きくバンドが開き、+2σと+3σの間を推移し、ボリンジャーウォークとなっています。

バンドは1週間を通して広がっているのでトレンド継続として、引き続きバンドの動きを見ていきましょう。

スローストキャスト

買われすぎゾーンから更に上に上昇し、100%近い水準まで到達しています。

このまま上昇を続けると、スローストキャストが上に張り付いてしまうので、次に確認する場面は買われすぎゾーンを割ってきた時となります。

MACD

長らく0ライン近辺で横ばいの動きを見せていましたが、しっかり0ラインを越えて、上昇トレンドとしています。

MACDとシグナルも乖離し、ヒストグラムも強気を示しているので、上昇トレンドの押し目場面では、このMACDの指標が役立ちます。

次回の新月は8月4日です。満月は7月21日です。

7月6日が新月でしたので、週明けてからの転換があるのか注目です。

総合判断

6月11日からパラボリックが好転中です。

今回の上昇は、節目として意識されていたラインを抜け、更にテクニカル指標が強い買いシグナルを出していたので、買いで入れた方が多かったと思います。

「ADXが上向きに変化したときに、トレンド開始の合図」としていましたが、6月26日からしっかり上向きになり、そこからは上昇トレンド継続中となっています。

次にこのADXが下向きになった時にトレンド終了の合図となりますので、トレンド終了の合図までしっかり利益を延ばしていきましょう。