福島県内、猛暑...浪江は史上最高38・8℃ 熱中症搬送12市町で18人

AI要約

日本列島は7日、太平洋高気圧による厳しい猛暑で各地で最高気温を更新。福島県内では熱中症患者も続出。

浪江町では観測史上最高の気温を記録し、浪江町の道の駅では涼を求める人々が集まった。

8日は曇りや雨で雷を伴う所もあり、熱中症には引き続き注意が必要。

福島県内、猛暑...浪江は史上最高38・8℃ 熱中症搬送12市町で18人

 日本列島は7日、太平洋高気圧に覆われ、各地で厳しい猛暑となった。福島地方気象台によると、浪江町で観測史上最高の38・8度を記録し、全国6番目の高さだった。石川町で37・8度、川内村で36・7度、白河市で36・0度と観測史上最高だった。福島県内30の観測地点のうち、この4地点を含む10地点で35度以上の猛暑日になった。

 県の「ふくしま涼み処(どころ)」となっている浪江町の道の駅なみえでは、観光客や家族連れなどが涼を取ろうと立ち寄る姿が見られた。子どもたちはアイスを食べたり、冷たい飲み物を飲んだりして、暑さをしのいだ。

8日の福島県内は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の予想。会津などで雷を伴い雨が激しく降る所もある。

 県内の各消防本部の7日午後5時現在のまとめによると、福島、会津若松、郡山、いわき、白河、喜多方、南相馬、伊達、国見、鏡石、石川、楢葉の12市町で計18人が熱中症の疑いで病院に運ばれた。中等症が4人、軽症が14人だった。

 石川町では同日午前11時40分ごろ、80代男性がトイレで倒れていると通報があった。中等症とみられる。