アップサイクル製品をフランス・パリ開催の「ジャパンエキスポ」に出展、捨てられる紙や木材を紙糸“TSUMUGI”に生まれ変わらせ伝統工芸とコラボ/ネスレ日本など

AI要約

ネスレ日本が参画している一般社団法人アップサイクルは、フランス・パリで開催されるイベントに出展し、紙糸“TSUMUGI”と日本の伝統工芸を組み合わせたアップサイクル製品を展示する。

プロジェクト「TSUMUGI」は、回収した紙資源や未利用な間伐材から紙糸を製造し、柔らかさや軽量性を活かした製品開発を行っている。

参画企業は、地球環境と日本の伝統技術を次世代に引き継ぐ取り組みを欧州に発信し、イベントでプロジェクトを紹介する。

アップサイクル製品をフランス・パリ開催の「ジャパンエキスポ」に出展、捨てられる紙や木材を紙糸“TSUMUGI”に生まれ変わらせ伝統工芸とコラボ/ネスレ日本など

ネスレ日本が参画している一般社団法人アップサイクルは、7月11日~14日にフランス・パリで開催される「2024 Japan Expo Paris」に出展する。捨てられる紙や木材からなる紙糸“TSUMUGI”と日本の伝統工芸がコラボレーションしたアップサイクル製品を展示するという。

一般社団法人アップサイクルは、業界の垣根を超えた各社が連携して「ネスカフェ」や「キットカット」をはじめとする使用後の紙資源や、神戸・六甲山の未利用な間伐材を紙糸にアップサイクルするプロジェクト「TSUMUGI」を推進する団体。

今回の出展は、フランス・パリで開催される「2024 Japan Expo Paris」から招待を受けたもの。イベントは4日間で約25万人が来場する欧州最大級の日本文化の見本市となる。広大な会場はアニメ、ゲームなどの現代文化から寿司やB級グルメなどの食文化、観光資源やゆるキャラなどの地域文化、そして美術品・工芸品や芸能などの伝統文化まで、日本のあらゆるカルチャーが紹介され、開催中は欧州の日本を愛好する消費者や、関連ビジネスに携わる企業関係者、日・仏のメディア等で埋め尽くされるという。

プロジェクト「TSUMUGI」は、スーパーマーケット等で回収した紙資源や、未利用な間伐材をアップサイクルの技術により”紙糸”という素材に生まれ変わらせる取り組み。天然繊維ならではの柔らかさと、軽量性や吸放湿性が特徴だという。また、地球環境だけでなく伝統技術を次世代につなぐため、これまで「加賀友禅」や「水引」「石見神楽」「会津型」といった日本の伝統技術とコラボレーションした製品開発に取り組んでいる。

一般社団法人アップサイクルと、参画しているネスレ日本、ニッシントーア・岩尾、神戸市は、プロジェクト「TSUMUGI」を通じて資源の有効活用といった地球環境だけでなく、日本の伝統技術・文化も次世代につなぐ取り組みとして欧州にも発信していくとしている。

▽日時=7月11日(木)~14日(日) 9:00~18:00

▽会場=Parc des Expositions de Paris-Nord-Villepinte (93420 Villepinte France)

▽エリア=パビリオンWABI SABI

▽内容=プロジェクト「TSUMUGI」について/コラボレーション商品の紹介