畳から音と振動が発生する“畳スピーカー”、7/4より一般販売開始

AI要約

「TTM-V20」という畳スピーカーの一般販売が開始された。

畳には振動スピーカーが搭載され、全身で音と振動を楽しむことができる。

Bluetooth接続に対応し、オーダーメイド特注生産も可能。

畳から音と振動が発生する“畳スピーカー”、7/4より一般販売開始

熊本県八代産い草・畳表の再興を目指す「八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会」は、日本音響研究所と共同開発した、畳そのものから音と振動が発生する“畳スピーカー”「TTM-V20」を、本日7月4日より一般販売を開始する。価格は274,780円(税込送料/別途)

本モデルは、同協議会が “畳の可能性をひらく” ことをコンセプトに、これまでにない畳商品の開発を目指すというオープンイノベーション型プロジェクト「YATSUSHIRO TATAMIx」の第1弾プロダクトとして開発されたもの。2022年4月に製品発表がなされていたが、この度一般販売が決定した。

畳の内部に振動スピーカーを4基搭載し、畳に「ごろ寝」をすることで全身で音と振動に浸ることができる “ボディソニック搭載畳” と同社は説明。畳と接触した身体の部位から音の振動を感じることができ、その目的に合った音源を作ることで、休憩所等でのリラックスシーンから、迫力ある音楽や映像作品の鑑賞までさまざまな用途で活用できるという。

導入実績として、オーディオテクニカのイベント会場の休憩スペースや音響機材として用いられたほか、銭湯や温浴施設のリラックススペース、自宅の和室に導入してシアタールームにするといった活用方法をアピールしている。また、用途にあわせて通常の畳と組み合わせて使用することも可能だという。なお、本製品の開発にあたっては、日本音響研究所 所長 鈴木 創氏、北九州市立大学 教授 森田 洋氏の監修、協力を受けている。

Bluetooth接続に対応しており、好みの音源を簡単に再生することが可能。畳自体には、高いクッション性とリラックス効果のある香りが特徴のは八代産畳表を使用し、音と振動への深い没入体験を実現するとのこと。

畳縁・サイズ・形状のオーダーメイド特注生産も可能なほか、売上の一部は草産業の活性化を図る目的で八代地域に寄付される。