防衛省が策定、AI活用推進基本方針に設定した重点7分野の中身
防衛省は2日、「AI活用推進基本方針」を策定したと発表。省内各所で行われている人工知能（AI）活用の取り組みについて戦略性や一貫性を担保すると同時に、部外企業や研究機関との協力関係構築も円滑にする狙い。
AI活用分野においては、目標の探知・識別、情報の収集・分析、指揮統制、後方支援業務、無人アセット、サイバーセキュリティー、事務処理作業の効率化の7分野を重点分野に設定し、AI活用を積極的に進める方針を示した。
AIはレーダー航跡や衛星画像、航空画像など膨大な量のデータを瞬時に処理できるため、敵目標の探知・識別や指揮統制などで効果が期待できる。後方支援業務では、補給データや故障品データを基にして需要予測や整備計画、輸送計画を立て、作業を効率化できる。
防衛省は2日、「AI活用推進基本方針」を策定したと発表した。省内各所で行われている人工知能（AI）活用の取り組みについて戦略性や一貫性を担保すると同時に、部外企業や研究機関との協力関係構築も円滑にする狙い。AI活用分野においては、目標の探知・識別、情報の収集・分析、指揮統制、後方支援業務、無人アセット、サイバーセキュリティー、事務処理作業の効率化の7分野を重点分野に設定し、AI活用を積極的に進める方針を示した。
AIはレーダー航跡や衛星画像、航空画像など膨大な量のデータを瞬時に処理できるため、敵目標の探知・識別や指揮統制などで効果が期待できる。後方支援業務では、補給データや故障品データを基にして需要予測や整備計画、輸送計画を立て、作業を効率化できる。無人アセットでは、機体制御や行動判断にAIを適用し自律運用能力を向上させる、あるいは有人機と無人機の連携を図るなどが考えられている。AI関連業務を自衛隊の隊員のみで処理するのは非効率的だとして民間のAI、データ人材に積極的にアプローチする方向性も打ち出した。
