辺野古沖でくい打ち試験か 防衛省、本格工事に向け

AI要約

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省は工事の本格化に向けてくい打ちの試験を行った。

辺野古の工事では、護岸を整備し土砂を投入する計画で、7月上旬に護岸を造成するためのくい打ち試験を予定していた。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省は3日、大浦湾側の沖合でクレーン船を使い、金属製のくいを海中に降ろした。8月1日以降に始める本格工事に向けたくい打ちの試験とみられる。沖縄県は工事の開始とみなし、着手しないよう求める文書を防衛省沖縄防衛局に送った。

 辺野古の工事は、埋め立て海域を囲む形でコンクリート製の護岸を整備し、その内側に土砂を投入していく。政府関係者によると、この護岸を造成するためのくい打ち試験を7月上旬に予定していた。