米国債利回り総じて低下、景気減速示す指標に反応-上昇傾向に歯止め

AI要約

米国債市場では利回りが低下した。経済指標が景気減速を示し、国債利回り全般が7ベーシスポイント下落した。

弱い経済指標により、利回りの上昇トレンドが停止。前大統領の返り咲き可能性に対する期待から、利回りは前週末以来の上昇傾向だった。

原題:Treasuries Rise, Halting Trend, Amid Signs US Economy Is Slowing

(ブルームバーグ): 3日の米国債市場では、利回りが年限全般で低下。この日公表された経済指標が、高金利による景気減速を示す内容となったことに反応した。

国債利回りは総じて、少なくとも7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。6月の米供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数は予想を下回り、2020年以来の水準に低下。米民間雇用者数の伸びも鈍化したほか、新規失業保険申請件数は増加した。

弱含みの経済指標により、米国債利回りは足元の上昇傾向に歯止めがかった。先週のテレビ討論会を受けてトランプ前大統領が返り咲く可能性が高まったとの見方から、利回りは前週末6月28日以降、上昇傾向にあった。

原題:Treasuries Rise, Halting Trend, Amid Signs US Economy Is Slowing(抜粋)

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