【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

AI要約

米雇用市場の状況と経済データについて、パウエルFRB議長の発言や求人件数の増加が注目されています。

トランプ前大統領の不正処理罪の裁判延期やアルツハイマー病治療薬の認可など、様々なニュースが報じられています。

労働市場の需給バランスや新薬の承認に関する情報も盛り込まれています。

(ブルームバーグ): 強い米雇用市場が「適切に」冷え込みつつあると述べたパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長。求人も減りつつあると指摘しました。この発言の直後に発表された5月の求人件数は予想外の増加。いったん低下した米国債利回りは、下げ幅を切り詰める結果になりました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

最新データを歓迎

パウエルFRB議長は、最新の経済データはインフレが再び鈍化傾向をたどっていることを示唆していると指摘。ただ、当局者らは利下げに動く前にさらに多くのデータを目にしたい考えだと付け加えた。「米経済は力強く、労働市場も強いことから、われわれは時間をかけて正しく対応することが可能だ」と述べた。前回のインフレ統計とその前のデータについては「ディスインフレの軌道に戻りつつあることを示唆している」と評価した。

9月に延期

トランプ前米大統領が不倫口止め料を不正に処理した罪で有罪評決を受けたニューヨーク州の刑事裁判で、裁判所の判事はトランプ氏に対する量刑言い渡しを9月18日まで延期することに同意した。トランプ氏は免責特権を一部認めた連邦最高裁の判断を受けて、有罪評決を破棄すべきだと主張。判事はこの主張について検討するため、量刑の言い渡しを延期した。

減速中断

5月の米求人件数は814万件と、予想外に増加した。このところ件数は減少傾向にあり、労働需要の緩やかな減速を示唆していた。雇用率とレイオフ率は共に増加し、流動的な雇用市場の様子を示した。

米国で2番目

米製薬大手イーライリリーが開発したアルツハイマー病治療薬が米国で認可された。米国で600万人にのぼる患者の症状進行を遅らせる薬としては、2番目に米食品医薬品局(FDA)の承認を獲得した。「ドナネマブAZBT(キスンラ)」は、2023年初めに米国で販売が認可されたエーザイの「レケンビ」と競合する。

予想ほど減少せず