フランフランを500億円で買収、アインHDが子会社化…「アインズ&トルぺ」と相乗効果狙う

AI要約

調剤薬局大手「アインホールディングス」(札幌市)が雑貨・家具販売「フランフラン」(東京)を約500億円で買収し、完全子会社化する方針を発表。

フランフランは1990年創業で、国内や香港で161店舗展開。アインが運営する「アインズ&トルぺ」と顧客層が重なるため、共同出店で相乗効果を狙う。

アインはセブン&アイ・ホールディングスとの資本提携を結ぶフランフランの株式を取得し、出店形態のバリエーションを増やすことでビジネスの機会拡大を図る。

 調剤薬局大手「アインホールディングス」(札幌市)は3日、雑貨・家具販売「フランフラン」(東京)を買収すると発表した。買収額は約500億円。8月20日に全株式を取得する方針で、完全子会社化する。

 フランフランは、1990年創業で、雑貨家具店「FrancFranc」を国内や香港で161店舗展開している。アインホールディングスが運営する、化粧品中心のドラッグストア「アインズ&トルぺ」の主要顧客が20、30歳代と、フランフランと似ていることから、共同出店などで相乗効果を狙う。

 フランフランの株式は、アインホールディングスが資本・業務提携を結ぶ、セブン&アイ・ホールディングスが14・9%取得している。

 アインは「出店形態のバリエーションを増やすなど、ビジネスの機会の拡大を図りたい」としている。