ガス代が前のアパートと比べて3倍くらいに跳ね上がりました。シャワー中心にしてもあまり下がりません。どういうことなのでしょうか?

AI要約

引っ越しを機に、急にガス代が高くなることがあります。日用品などの値上がりも相まって、月々の光熱費が負担になることも。ガス代が高くなる原因を把握し、対策を考えることが重要。

ガス代が高くなる原因は主に、使用量の増加、単価の変化、プロパンガスへの切り替えが挙げられる。これらの要因を把握し、効果的な節約方法を考えることが必要。

ガス代の節約方法や注意点を理解して、家計に負担をかけずに快適な生活を送るために情報を活用することが大切。

ガス代が前のアパートと比べて3倍くらいに跳ね上がりました。シャワー中心にしてもあまり下がりません。どういうことなのでしょうか?

引っ越しを機に、急にガス代が高くなってしまうことがあります。日用品などの値上がりも相まって、月々の光熱費が一段と負担になることもあるでしょう。ガス代が高くなる原因を把握することで、有効な対策を採れます。

本記事では、ガス代が高くなる原因や節約方法について詳しく解説します。ガス代が高くて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

総務省統計局「家計調査(家計収支編)2023年」によれば、世帯人数別のガス代の平均(月)は図表1のとおりです。

【図表1】

※総世帯の場合

※総務省統計局「家計調査(家計収支編)2023年」をもとに筆者が作成

ひと月のガス代の平均はおおよそ3300~5600円です。ガス代が最も高いのは3人世帯で、最も低いのは1人世帯です。

引っ越して、以前よりガス代が上がった場合、その原因はガスの使用量や単価の変化かもしれません。また、都市ガスからプロパンガスに切り替えたことが、ガス代上昇の要因となることもあります。

ガス代が高くなる原因を特定することで、より効果的な対策が可能です。

本項では、ガス代が高くなる3つの原因について見ていきましょう。

■ガスの使用量が多いため

ガス代は「基本料金+従量課金(単位料金×ガスの使用量)」で計算されるため、ガスの使用量が増えるほどガス代も高くなります。

ガスの使用量が増える主なケースは次のとおりです。

●食器洗いやお風呂でお湯を使う頻度が増えた

●ガスファンヒーターなどの暖房器具を頻繁に使用した

●料理をする機会が増えてガスコンロをよく使用した

このように、お風呂や暖房器具、ガスコンロなどの使用頻度が以前より増えることで、ガスの使用量が増加し、ガス代が高くなることがあります。

■ガスの単価が高いため

契約するガス会社によってガスの単価が異なるため、引っ越しなどでガス会社が変わると、それまでよりガス代が高くなることがあります。

また、同じガス会社でも複数の料金プランや割引サービスがあるため、ガス会社が変わらなくても、料金プランの変更によってガスの単価が上がることがあります。

引っ越しなどでガス代が高くなった場合は、ガス会社や料金プラン、割引サービスが変わっていないか確認しましょう。

■プロパンガスを使用しているため

都市ガスからプロパンガスに切り替えると、ガス代が高くなる場合があります。一般的にプロパンガスは都市ガスの2倍程度の料金になると言われています。なぜなら、プロパンガスは熱量が高く、配送コストがかかるためです。

また、プロパンガスは料金公表が徹底されておらず、競争が少ないため、料金が下がりにくいことも影響しています。