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新紙幣きょう発行 渋沢栄一の子孫「光栄」 ゆかりの埼玉・熊谷市は前夜祭1800人集結
埼玉県深谷市で行われた新紙幣発行のカウントダウンイベントで、市長が1万円札を配りながら参加者と交流。
渋沢栄一の玄孫が、お札になることについて話し、未来志向の考えを語る。
渋澤さんは新1万円札を手に入れる予定で、会費に使うため早速使用することを計画。
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新しい紙幣が3日に発行されます。日本銀行から金融機関への引渡しが始まりますが、私たちはいつ入手できるのでしょうか。
1800人が集結し熱気に包まれたのは、埼玉県深谷市のカウントダウン会場です。盛り上がりの中心に、渋沢栄一のコスプレをしている男性を発見。一体、誰なのでしょうか。
カウントダウンのおよそ3時間前、イベント会場に到着した男性の正体は、小島進深谷市長(63)です。
小島市長
「1万円です。1万円配りまくってます。もう1000枚は配っている」
市長の名刺も1万円を模したデザインです。次々と参加者たちにあいさつをしていく小島市長。
小島市長
「ここから気合いが入ります。俺の中でいつも栄一さんがいる」
そして、お色直しを済ませ、いよいよ本番です。
小島市長
「ある意味、きょうがスタート。自分も一生懸命やっているが、市民の方が喜んでもらえるのを実感した」
大盛り上がりの渋沢栄一ゆかりの土地。番組では、渋沢栄一ゆかりの人物にも話を聞きました。
都内で投資信託の会社などを経営する渋澤健さん(63)は、渋沢栄一の玄孫(やしゃご)にあたる人です。
シブサワ・アンド・カンパニー
渋澤健 代表取締役
「(Q. 渋沢栄一が顔になることで心境は?)光栄なことです。もちろん。自分の先祖がお札になるということはあまり、あることではないので」
「(Q.ちなみにこの写真を持ってきたんですけど…)似ていますか?」
「(Q.目元がちょっと似ているかなと)僕の妹がこんな顔しています」
「(Q.周りから似ているとか言われる?)時々、言われますが、別にそんなに似ていないと思います」
「(Q.今後、お札を見るたびに、似ていると思う瞬間が?)それはないと思う。まずないと思います」
「自身と渋沢栄一は似ていない」と話す渋澤さん。新1万円札に選ばれた写真については、次のように話しました。
渋澤さん
「渋沢栄一は道徳的資本主義とか、『論語と算盤(そろばん)』と言われているが、そのエッセンスは、私が思うに現状に満足していない未来志向。だから、渋沢栄一は今度のお札でちょっとムスッとしている。日本はもっといい国になれるはずだと」
「つまり、お金が社会に循環することによって、より多くの人たちが豊かになる。そういうふうに栄一は考えていたと思う。そういう社会になれば、ムスッとした顔がニコッとするのではないか」
ちなみに渋澤さんは、3日に行われる新紙幣発行のイベントで新1万円札を手に入れる予定だといいます。
渋澤さん
「(Q. 1枚目はどうする?)使います」 「(Q. 1枚目は取っておこうという思いは?)すぐ使う予定があって。7月3日の発行する夜に(仕事関係者)160人ぐらい集まる。そこで会費に新1万円札持ってきてというのがあるので、すぐ使う」