渋沢栄一記念館で「日本一早い」祝賀行事 出身地で1800人が歓喜

AI要約

新1万円紙幣に登場する渋沢栄一の出身地、埼玉県深谷市で盛大な祝賀イベントが開催された。

地元の市民ら約1800人が集まり、カウントダウンと共に新紙幣の発表を祝福した。

深谷市の市長も感極まり、盛り上がりを一過性に終わらせないと誓った。

渋沢栄一記念館で「日本一早い」祝賀行事 出身地で1800人が歓喜

 新1万円札に登場する渋沢栄一の出身地、埼玉県深谷市の渋沢栄一記念館では、2日夜から3日未明にかけて「日本一早い」と銘打った祝賀イベントが開かれ、市民ら約1800人が集まった。

 3日まであと10秒。カウントダウンが始まった。「3、2、1……」「おめでとう!」。日付が変わると、クラッカーの音が鳴り響き、大きなくす玉が割られた。

 県東部の白岡市から駆けつけた会社員石崎隆一さん(54)は「このあと朝から仕事ですが、歴史的瞬間を深谷市民の皆さんと共有できてよかった」と話した。

 渋沢ばりにシルクハットに燕尾(えんび)服で決めた深谷市の小島進市長は、会場に新紙幣発行が発表されてから今までを振り返る映像が流れると、目を潤ませた。

 カウントダウンの後であいさつに立ち、「みなさん、ありがとうございました。この盛り上がりを一過性に終わらせません」と語った。