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新紙幣、万博では出番なし? 万博会場は原則キャッシュレス 「未来社会の実験」掲げ
2025年大阪・関西万博ではキャッシュレス決済が導入され、新紙幣の出番は限られるだろう。
万博では「未来社会の実験場」としてキャッシュレス化を推進し、様々な実験が行われる予定。
来場者には支払いの簡素化やウイルス対策、運営側にはコスト削減などのメリットがあるとされている。
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7月3日から発行される新紙幣。2025年大阪・関西万博の会場ではキャッシュレス決済を本格的に導入し、現金は原則として使えないため、新紙幣の出番は限られそうだ。
万博はテーマに「未来社会の実験場」を掲げ、会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)を舞台にさまざまな「実験」を展開する予定。原則キャッシュレスの取り組みもその一つで、海外と比較して遅れているとされる日本のキャッシュレス化を推進する狙いがある。
決済手段として、クレジットカードや、万博独自の「ミャクペ!」などの電子マネー、QRコードを想定し、それらを持たない修学旅行生らには、プリペイドカードの販売などで対応する。
運営主体の日本国際博覧会協会はキャッシュレス導入のメリットについて、来場者には支払いの簡素化やレジでの時間短縮、非接触によるウイルス対策を挙げ、運営側には防犯対策や現金管理時間とコストの削減が見込めるなどとしている。(井上浩平)